iCAREで働くひとが見えるブログ

働くひとと組織の健康を創る

健康?はぁ?うっせえわ!!

 

はぁ?うっせえ うっせえ うっせえわ  あなたが思うより健康です

一切合切凡庸な  あなたじゃ分からないかもね

 

こんにちは、さとみです。いきなり荒ぶりまして失礼致しました。

こちらは、Youtubeへの投稿をきっかけに人気に火がついた曲「うっせえわ」の歌詞です。

 


www.youtube.com

聴いてみてね。 

  

曲の内容は、社会の常識を淡々と遂行しながら裏で不満をぶちまけるサラリーマンといったところ。ちなみに歌い手のAdoさんはこの春高校を卒業したばかりですが、作詞家は社会人らしいです。

 

サビに「健康」というワードが使われているのがなんだか気になっていたので、現代のヒットソングに健康は果たしてどのように歌われているのか?メディア系大学生の考察が浅すぎる卒論ノリで書いていこうと思います。

 

 

 

うっせえわに見る現代の健康観と産業保健制度

「健康」というワードはサビ部分に登場します。

パッと聴いた感じ曲のメッセージ性に絡むというよりも、語彙の意外性や語感を重視して入れられているような気がしますね。ケンコウデスッ!とやたら強調するような歌い方をしていますし。

 

最近のJ-POPは難しい日本語や古典的な言葉を使うのがかっこいいというような風潮がありますが、ここでの「健康」はイケてない(ださい)感じを出すワードとして扱われているようでちょっと残念です。それが意外性があって面白いのでしょうが。。

また、皮肉っぽい感じも受けます。「あなたたちにとやかく口出しされる必要ないです、私問題なく日常生活送れてるんで。放っておいてくれます?」という開き直りが感じられます。

 

ところで、「あなたが思うより健康」とは、指摘される側とする側それぞれ主観的基準・客観的基準のどちらに基づいて言っているのでしょう。

 

例えばこんなパターンが考えられます。

1. 生活に支障はないし自分は健康だと思っているが、周りには不健康そうなイメージを持たれている (自分:主観 相手:主観)

2. 健康結果は全て正常なのに、周りには不健康そうなイメージを持たれている (自分:客観 相手:主観)

3. 生活に支障はないから問題ないと思っていたが、健診結果を確認した産業医に面談に呼ばれた (自分:主観 相手:客観)

4. 健診結果に良くない項目があり気にしていたところ、保健指導のお知らせが届いた(自分:客観 相手:客観)

 

この曲のイメージからすると、どちらも主観で物を言っている1かなという印象を受けました。

健康の価値観は人それぞれという意味では、今は日常生活に特に支障がないし自分は健康だ、と主張するのも自由です。しかしそれがこと企業に所属し仕事をする身となると、客観的な基準に基づいて、問題なく就労可能と証明する必要性が出てくるわけですね。

これが定期健康診断の受診義務や、産業医による就業判定制度という訳です。

現代は自己責任の時代と言われて久しいですが、自身の健康も自己責任だからノータッチでよろしく、とはいかないのです。

 

また、健康状態は個人にとってセンシティブな問題であり指摘する側も注意を払わなければいけないことから、制度として事業者が従業員の健康について指摘するための機会が作られている事の必要性をこの曲を聴いていて改めて感じました(心の健康という意味でストレスチェック制度も義務付けられていますね)。

 

 

その他JPOPに見る健康

その他健康について触れられているJPOPはないかなと探してみたところ、奥田民代・KREVAがそれぞれ「健康」というタイトルの曲を出していました。

どちらの曲にもベースとして健康はベーシック、大事なものというメッセージがありつつ、”だけれども(それだけでは満たされない)”の部分を描いているのが面白いなと思いました。人間はなんとも欲深い生き物ですね。

自己実現や好きなもの(健康に悪いものは大抵うまい)と健康を天秤にかけバランスを取って生きていくという事は、生きる上での大事なテーマかもしれません。

 

 

最後に

「健康?はぁ?うっせえわ!」とまでは言われなくとも、産業保健に関わる方々はどうすれば従業員に自分の健康に目を向けてもらえるか、日々頭を悩ませていらっしゃる事でしょう。

また、身近な人に健康であって欲しいという気持ちは誰しも自然と沸く事があるかと思います。

 

自己責任という部分を逆手に取って健康に良い行動を自然と選択させられないか、健康になる事で何が副次的に得られたら行動変容につながるか等、大衆文化であるJPOPから見えてくる現代の健康観から、みんなで健康になるヒントを考えたら面白いかもしれないなと思いました。

 

おしまい!